(untitled)

(untitled)
君が強く握りしめた手指を
僕はひとつひとつほどいて

真っ白になった指先で
君が何を守ってきたのかを思った

手のひらのなかから現れたものが
僕には見えない

ただ、眠る君の額を撫でて、
やさしい夢を願いたい

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