「 」、
こぼれ落ちるように思った
陽炎が風に吹かれて消えてゆく、ような錯覚
いつか歩いたことが あなたと歩いたことが、繋がるのが間違いなく未来なのだという直感は 死の予感と同じもので
まちがいなく、胸のあたりにある衝動のような重いかたまりは 指先までくると煙のように変わってしまう
いつも 自らとあなたの間にあるものは ふと吹いた風で無いのと同じことになるようなものだ
1000年後、あなたは失われているでしょう いいかげん 失われているでしょう 変容の果てに
言いたいことがあるような気がして、肺をひとつになるくらい握りこんでも、いつも言葉には変貌しない
あなたに言いたいことがあるんだ
たぶん 今は言葉にならないけれど
1000年後にはもっと分からないだろうけど 灰色の夕方 たなびく言葉だけ
だれもかれも失われていてね
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お久しぶりです。
転勤をしました。ことばを、文字通り自分の心のうちを煙を掴むように指先からタップに変えていたのですが全然すばらしくない回路を通ってがたがたいいながらとりあえず書きたいということだけで書いてしまいました。
転勤は二度目なので前回よりはマシなのですが新たな状況と課題で、難易度は前より低いのに苦手分野、みたいな気持ちです。でも時間が解決すると知ってしまったので、自分の疲れとか苦痛とかも味の知ってるものみたいな感じです。しんどいけども。
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野付半島。二度目。何度行ってもほんとーーーにすてき。世界の果てがこんなならいいな、と思う
しずかで、さびしくて、うすぐもりで、淡くて、さびしくて。何度も行きたい。そういう場所には出会ったことがないのですが、そういう場所です。
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私は寂しさがあまりない人間で、でもたぶん激情家で たぶん孤独と自分だけで仲良く生きていけるのだな、と気づきつつあるのだけれど
その中で己の気持ちとかことばとかが「情動」というような、エーテル、も私の中では好きなイメージですがもやのような煙のような蠢くもののような形をしているように思うことがあります
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いたのに いなくなったひと も煙のようだと思うし 人と交わす関係も煙のようだし 私の感情や言葉も煙のようだし と書きながら思いました
文章を書くのすら久しぶりだからかな。
ここは、そのとき思いつくまま、指のおもむくまま、書こうと思っているのだけど、自然とそのとき脳の中をぐるぐるしてる言葉にすらならないものたちを少し引っ掛けてくるので書きながら自分でへーと思います
元気です
2年間、喪失にまだ足をとられながら ですが
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