おわったほし

おわったほし
終わった星の空を僕たちは横切っているだろうか

ゆっくりとゆっくりと
その地を見下ろし
誰も見ることのない光になって

誰かが見つけた星がいつか誰かのかみさまになるなら

僕たちは何を願われただろう

死に絶えた空白がその答えを待っている

うつくしい、と毒づくように僕たちはかみさまを知っていて

誰かが願うその瞬きも知っている


そう、僕たちの空にも
誰かの星が 輝いているよ・

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