(untitled)

何も言わず、後ろを通り過ぎる。
それがあの人たちの一緒に帰ろう、の合図だって気付いた

手を引かなくても肩を叩かなくてもいい ただそれだけで

声も無く

君がいなくなった部屋は いつも通り騒がしい

_


声がないことが余計 私には衝撃だった。見てはいけないものを見たと思った。
そんなふうに、ひとはふたりでいるのですかねと思う

ふむ。ふむふむ。

前からひどくイチャついたカップルが歩いてきて、冬だなと思っていたら友人たちだったりして、ほぅほぅと思ったりした。目をそらした笑

色んなものが通りすぎていくなぁと思う。

時間も、人も、季節も、命も、言葉も。
本当に。
何を大切にしているのか。
面倒だなと思うことの方が多い、なぁ。いかん。

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