安堵と失望

君は明るいところを歩いている
冬でも雪が降っても前が見えないほどの嵐でも

あなたが生まれて良かったと君はとびきりの笑顔で言うだろうけど
僕はあなたが生まれて良かったと、泣きながら言うだろう

僕が手を握るのを、それが決して離されないことに恐怖する瞬間に、君は握り返すだろうって

僕は幽霊が怖いけど君は怖くない
死して尚残るおもいなんて 僕は 僕には

君に僕の言葉がわかるだろうか

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