名前のない場所

君がいるかなしみばかり目に入る

名前のない場所を何度も巡って
手放すことのできない灯りを見つめては 吹雪ならいい と思う

暖かい場所から眺めるものはどうしたって希望を失えない

きれいだよ

僕がいま立っている場所からはどうしたって、失われるようには見えない

うつくしいものは、ひどく寒く、風がバカみたいに強くて、雪よりも冷たい雨が降る日に見るのがいい

そこからなら失える

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函館の夜景、ちょっとびっくりするくらい、きれいでした。
今私がいるところは街灯がないので、星が美しいそうです。
まだ一度も見ていないけど、星がきれいだよ、とメールをもらいました。
そうなんだなぁと思って。います。

生きづらいから、息のできる場所を選んで、そこへ努力して登ったり、ただたどり着いたりしてきたなと思います。
それでも息ができない瞬間はある。
どうしたって。

自分の居場所、なんかでなくていいから、自分の椅子をただ据える努力をしなければなと思いつつ。めんどくさがりだからなぁ。

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