孤独な宝石

何万回目かのさよならが通り過ぎて

もう扉を叩くより、化石を探しに行った方がいい

もし長い長い時間が君を宝石に変えていたら やっと君を見つけられるだろうに
誰かと生きていきたくてたまらなかった君が 炭素の循環にも紛れられずに

まだ君はその扉の向こうで泣いているんだろう

愛し抜くための時間が見つからなくて

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