一番暗いところを見て
それから、
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何も思いつかなかった。
今大学時代の友だちと会っている。
最近できた恋人の話を聞いている。
指輪を買った。石のついたやつ。
自分で、自分のために。高かったけど、いいやと思って。それで買える幸せもある。あると知っている。
なりたい自分とは?などと思う。
私は華奢な指輪も華奢な腕時計も、似合わなくたっていいから、恋人の話をはにかんで出来なくたっていいから、よい職業人でいたい。とどこかで思っている。
何かを犠牲にしないと手に入らないという、もはや信仰、なのでは、と思う。そんなことはない。ないと知っている。
同時に手にはいる。
幸せになるには、幸せが何かを知らなければならない。という言葉がある。
そうだろう。でも、はたと気づくこともあるだろうと思う。
正直ゴールが見えないのだと思う。通過点すらやや霞む。
こらからなのだと分かっている。分かっている…。
何かがうまくいかないときは、調子にのっているときだ。
たぶん、なりたい職業につけて、調子に乗っているのだなぁ。と書きながら思う。そうだろう。そうだったか。
うつらうつら。
恋人が欲しいと思えたことがない。
でも、誰かに許してほしいとは思う。自分が自分に許せないことを。
ありもしない方向から、唐突に許してほしい。
あまり明るい話題がない。
北の大地は寒いです。
うつらうつら。
頂いたパワーストーンのストラップを、ずっとつけている。色々なものに表面が削られて、マットなかがやきだけど。なんか、力があるような気がして。
だからか。石のついた指輪、買いました。かわいいな。それでいいか。
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