最後の夜

あなたに触れたのはいつが最後だったでしょう 最初だったでしょう

触りたくて触りたくて触りたくて
触れないから ただ光に目が眩んだようなふりをして 触れた額と髪の乾いた感触を 覚えている
もしかしたらそれは記憶ではなくて
わたしの願望とすり替わっているのかもしれないけれど

たいていが雨で
おたがいがたいていずぶ濡れで

濡れそぼって寄り添うみたいに笑って 誰も傘をささなかった 
それが一番ただしい形だって

擦り切れるみたいに生きているように見えたから 私も心臓をすりつぶすみたいにあなたを好きでいた 
それも、わたしの願望が見ていたものかもしれないけど

お互いが見ているものを重ねたこともなかった 何色だったでしょう
わたしは あなたから 何色に見えたでしょう
どんなふうに 生きていたのでしょう

あなたに触れなかった最後はいつだったでしょう

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あまりに 人生を変えてしまうような出来事に遭遇し、言葉を一度全て失って、でも、ここにだけは書こう、と思っていました。

書こうとしてはくずれおち、書けないまま 年が明けてしまいました。

それでも書こうと思っています。
自分のために。

その前に現実逃避的に書きました。
もうすぐ31歳。子どもだ…。

気軽に消えたくなっては持ち直す、みたいなことを繰り返しています。
メンタルはつよい方、というか割り切れる方なのですが情念が強いので方向性をもつとどんどんいってしまう

元気です 8キロやせて3キロ太りました

そして

あけましておめでとうございます。
本年もよろしくお願い致します。
ずっと、長い間、ここを見てくださっている方ありがとうございます。

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